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時間を割いて診断を行い、 個々に最適な診療計画を立案します。(〜リハビリテーション、メインテンスまで)

診療計画策定の実情

ミリングマシーンの利用 診察の目的とは、正確な情報を得て、正しい診断を下し、的確な治療を行い、その正当性をチェックすることにあると、言われています。
つまり初診時に患者さんを一見しただけで、わかることはあるようなだけで、実はわかっていないことが多いということです。
ドラマとかでもありますが、医科ではチームカンファレンスといって、いきなり外科治療するのではなく、診療時間外に医局員で診療計画を話し合う会議があります。
歯科治療のほとんどは、医科で言う外科治療に相当するものです。
それぞれの患者様の検査を行った後に診断を下し、治療計画を立て、そしてそれが妥当かどうかを歯科医師一人で再確認することは、難しいことで、 診療時間中の数十分では判断できない場合の方が多くあります。
当院では、検査・診断を重要視し、診療時間外で一度しっかり考察してから、説明にあたるため、来院初日に患者様にお伝え出来ることより出来ないことの方が多くあります。
検査後の次の来院時に説明の時間を設けさせていただいております。
一人の患者様の診療計画を立てるのに、平均1時間〜3時間、場合によっては数日かかる場合もございます。
マイクロスコープの利用 そのため、検査後の次の来院には、10日〜2週間程度の間隔を頂いております。
そうすることで、診療計画の精度が格段に上がります。
早く治療を進めてとご希望の方もお有りかと思いますが、最短で効率よく成功率の上がる治療を進めるには不可欠な工程です。

その診療計画に基づき様々な方法を駆使して治療に当たります。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

義歯治療はリハビリテーション

BPSシステムの利用 義歯は義手、義足と同じ部類のものです。
義手、義足の場合は、整形外科医、義肢装具士、理学療法士という国家資格を持った方が複数人携わり、リハビリテーションまでを手助けされます。
義足を装着しただけで、すぐに歩けるようになるという方は、なかなかおられないのではないでしょうか?
義歯も同じで、装着したらそれで終わりということは本来であれば、あり得ません。
保険制度上の問題から妥協的に装着したら治療を終わらせているという場合も多くあります。
それは本当に身体のことを考えた対応かと言えば、大きな疑問が残ります。
義歯が使いこなせない状況のままであれば、実はご自身の歯肉や顎骨に大きな負荷を与えてしまっている可能性もあります。
一度失った、ご自身の組織(歯肉、顎骨、歯)は元に戻ることはありません。
義歯装着後のリハビリテーションを十分に行うことで、ご自身の体の強化がはかれ、結果、口腔内の環境を悪化させずに維持できるということが、本来の義歯治療の目的の一つです。
当院では、検査機器を駆使しながら、広い視野を心がけて現状のみならず、未来のことも含め、診療計画を立案しています。
また義歯も人工物です。一度作製した義歯をすぐに作り替えるということは、ほとんどありませんが、経年劣化します。
そのためメインテナンスを行うことで、少しでも長く使って頂けるように、対応していきます。

治療用義歯の応用
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