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症例3:最後臼歯(下顎第2大臼歯)1歯欠損症例

一番後ろの大臼歯が1本欠損している状態
一番後ろの大臼歯が1本欠損している状態

一番後ろの大臼歯が1本欠損している状態

40代以降で親知らず以外で初めて抜歯をせざるを得ない歯は、最も後方の歯である第2大臼歯(7番)であることが多いです。
第2大臼歯は噛みしめの際に顎を安定させる役割があり、食べ物の咀嚼には頻繁に使われ、大きな力がかかる歯です。
しかしその歯の抜歯後には、そのことで全く噛めないようになり日常生活に大きな支障が出たという方はあまりいないと思います。
また実際にその部分に歯に代わる補綴治療を行うのは大変難しく、患者さんの負担も大きいため抜歯したまま何も対応をしないという場合が実際はほとんどではないでしょうか。

第2大臼歯欠損補綴が難しい理由
01.延長ブリッジ
延長ブリッジ

1歯部分を補うために前方の2歯を削合する必要がある。
力学的にも支えとなる前方の歯への負担が大きい。

02.通常の義歯
通常の義歯

前方歯に対して大きなクラスプの設置が困難クラスプを設置するために切削する量がかなり必要となる。

03.インプラント
インプラント

抜歯後にインプラントに必要な十分な骨量がない場合が多い。
1番奥になるためインプラント後もブラッシングがしにくくトラブルの誘因になることがある。

海外でもshort dental archという考え方があり後方歯を抜歯した後は、無理をして補綴治療しないで、本来よりは短い短縮歯列で過ごして頂くという考え方もあります。
ただそれには反対意見も多くあります。

抜けたまま放置しておくと、対合歯がてい出し、歯並びが代わってくるだけでなく、咀嚼の際に、顎の安定が低下し気付かないうちに妥協的な咀嚼行動になるため、本来の噛み方とは異なってしまう場合があります。

本来、歯は28本(親知らず以外で)ありそれぞれの歯がスクラムを組んで、歯列を形成し噛む力を受け止めています.噛む力は体重に近い力がかかりますが、歯の欠損が生じると現存歯には徐々に負担が増えることで、その後の他部位での抜歯の誘因となり、さらに欠損を拡大させ、さまざまな悪影響の最初の1歩となりえます。

欠損放置は、将来的にはご家族への負担増加となりえます
ご家族への負担増加
保険適応義歯の場合
保険適応義歯の場合
保険適応義歯の場合

義歯を止めるためのクラスプ(金属製)が最低2つは必要です。
クラスプが入るスペースが必要で前方歯を削合する必要があります。
義歯の大きさ自体も大きく製作する必要があります。違和感が大きくなり誘因となります。

ミラクルデンチャーの場合
ミラクルデンチャーの場合
ミラクルデンチャーの場合

しなやかさが特徴である白金加金ワイヤーを応用し、コンパクトな義歯を製作します。
歯牙の切削は、不要もしくは最小限での対応が可能となります。

保険適応義歯とミラクルデンチャーの比較

保険適応義歯

保険適応義歯

ミラクルデンチャー

ミラクルデンチャー
クラスプの大きさ・太さに注目
クラスプの大きさ・太さに注目

クラスプの大きさ・太さに注目

義歯本体の大きさに注目
義歯本体の大きさに注目

義歯本体の大きさに注目

第2大臼歯欠損にミラクルデンチャーを用いるメリット
01.歯をほとんど削らない

義歯の安定に必要な部分が小さいため、前方の歯を削合しない、もしくは削合量が従来の義歯と比較して大幅に少なくできる

02.治療回数が少ない
03.メインテナンスがしやすい
第2大臼歯欠損にミラクルデンチャーを用いるデメリット
01.費用 保険適応外
02.小型の装置のため、誤飲のリスクがないとは言えない(当院では経験なし)
私見

義歯の装着を受け入れ、費用が許せばミラクルデンチャーを装着することが最も良い方法であり、無理をしてインプラントを行うよりまず始めに試してみることがいいかと思います。
(義歯自体に違和感が強く出る方はミラクルデンチャーでも厳しいかもしれません)

歯科医師を20年以上していますが、もし自分の下顎第2大臼歯が欠損した場合は、今までは、何もしないという対応だったと思いますが、ミラクルデンチャーを取り扱うようになって考えが変わりました。
今であれば、欠損部の前方歯と対合歯を守るためにもミラクルデンチャー(P7)を装着します。
インプラントが問題なく実施可能な場合を除いて、ミラクルデンチャー(P7)は、第2大臼歯欠損に、最も適した対応方法といえます。

ミラクルデンチャー
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