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症例1:上顎 前歯、左右臼歯の複合欠損症例

正面

正面

前歯4本が欠損している

噛み合わせ面

噛み合わせ面

前4歯、右側2歯、左側2歯が欠損している

通常の保険適応義歯の場合
通常の保険適応義歯の場合
通常の保険適応義歯の場合2

欠損部分に隣接している歯にクラスプと呼ばれる金属製のひっかけがかかります。

通常の保険適応義歯の場合3

上顎(口蓋部分)を覆うレジン
(プラスチック)製の広いフレームが
必要となります。

義歯の強度がないため、義歯がたわみます。
そのことで残存歯への負荷が増えて、残存歯をいじめてしまい、さらに欠損を拡大させてしまう要因となります。
少しでも義歯自体がたわまないようにするために義歯を分厚く、大きく製作することが保険適応義歯での基本となります。
レジン製(プラスチック)で強度が確保できないため、薄くすると破損リスクが更に上がります。
無理に外形を変更するとその後、何らかの悪影響が必ず生じます。
ただし安価で製作できることがメリットです。

ミラクルデンチャーの場合
ミラクルデンチャーの場合
ミラクルデンチャーの場合2

特殊な維持方法により、クラスプがなくなりました。

ミラクルデンチャーの場合3

内部に補強構造を入れることで
上顎(口蓋)部分が小さくなりました。

保険適応義歯とミラクルデンチャーの比較

保険適応義歯

保険適応義歯

ミラクルデンチャーFitⅢ

ミラクルデンチャーFitⅢ

FitⅢは、ミラクルデンチャーの中での
最もスタンダードな義歯となります。

金属の見え方に注目
金属の見え方に注目

金属の見え方に注目

上顎を覆う部分の広さに注目
上顎を覆う部分の広さに注目

上顎を覆う部分の広さに注目

ミラクルデンチャー FitV
ミラクルデンチャー FitV

ミラクルデンチャーFitⅤは、金属フレームを用いることで、義歯の強度を向上させ、さらに薄くすることができます。
そのため破損には強くなり、装着感が向上するため、発音や飲み込みに有利な義歯となります。
見えない部分に用いるため審美性の影響はほとんど出ません。
FitⅤ(白金加金)はミラクルデンチャーの中でも最も優れた義歯です。

ミラクルデンチャーのメリット
01.クラスプ(義歯の維持のための金属部分)が少なく目立たない

ミラクルデンチャーでは独自の発想からクラスプは、二つないし一つで義歯を維持させる設計が可能です。

02.上顎部分を小さく出来る

FitⅢ、Ⅴでは内部に金属の補強を使うため義歯の強度が確保でき、従来より小さく製作することが可能です。
ただし欠損歯数が多くなれば無理な場合もあります。
FitⅤの 方がより薄くでき、強度も向上します。

多くの場合で残存歯の傾き、不揃いが生じやすい
多くの場合で残存歯の傾き、不揃いが生じやすい

多くの場合で残存歯の傾き、不揃いが生じやすい

今回提示した模型では、歯はきれいに並んだ状態ですが、欠損歯が多い場合、多くの症例で残存歯は位置が変わり傾いてしまったりと通常義歯が設計しにくい状況となります。
通常の方法では、残存歯の抜歯や歯冠補綴が必要で治療期間や費用が増加する要因となりました。
ミラクルデンチャーでは独特の発想(着脱方向についての今までにない発想とそれを具現化できる特許装置)から多くの場合で残存歯は極力そのままで義歯を製作することが可能になります。

ミラクルデンチャーのデメリット
01.着脱については、注意して行う必要あり

ミラクルデンチャーは、歯の根本部分を抑える設計となります。
そのため装着されれば残存歯への負荷は少なくなります。

ただし着脱時には注意して行って頂く必要があります。
症例ごとに外し方は異なりますので装着時に説明させて頂きます。

02.内面の調整が定期的に必要 義歯装着時、また装着後に定期的に内面の調整が必要となります

ただし通常の義歯でも調整は必要です。

03.対応可能な歯科医院が少ない

遠方から来られる患者さんなどで、調整等はお近くの医院でして頂くということは無理な場合が多いと思われます。
(ミラクルデンチャーは特殊な義歯のため 取扱い出来る医院が少ない) 

費用について

保険適応外の義歯になります。
ただしインプラントよりは費用を抑えることが可能です。
保険適応義歯については、銀歯1本と義歯の費用はほぼ同じ評価ですので、そもそも審美面や機能面を期待できるものではありません。

保険適応義歯: 義歯の保険での評価は低く、10本以上歯がない場合でも、1本の銀歯と同じ程度となります。

保険適応義歯: 義歯の保険での評価は低く、10本以上歯がない場合でも、1本の銀歯と同じ程度となります。

ミラクルデンチャー

ミラクルデンチャー1装置とインプラント1本のイメージです。
ただし本症例で全てをインプラント治療行う場合は、欠損に対応した本数である6〜8本のインプラントが必要なため250万程度の費用が必要となります。

ミラクルデンチャー 〜3歯(欠損) 4歯(欠損)〜 対象 保証期間
フィットⅠ 220,000円 275,000円 金属アレルギーの方 1年
P7(白金加金) 264,000円 最後方臼歯欠損 2年
フィットⅢ 308,000円 352,000円 1番のおすすめ 2年
難症例加算 +33,000円
フィットV(コバルト) 550,000円 605,000円 薄い義歯を希望の方 3年
フィットV(白金加金) 660,000円 715,000円 薄くて体に優しい 5年
難症例加算 +55,000円

金属価格の変動等により医院価格は変わる可能性があります。
難症例とは:日本補綴歯科学会症型分類 LevelⅢ、Ⅳ、すれ違い咬合、高度顎堤吸収症例義歯調整・簡単な修理に関しては1回あたり3300円の費用がかかります。
保証期間以降について:修理費は実費+調整料(11000円)

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