保険と自費の入れ歯の違い

保険治療と自費治療について

保険治療 自費治療
①検査 レントゲンと簡易検査のみ お困り事に合わせて、必要な検査を行うことが可能
②医療技術 状態に関係なく一律にするのみ ・お困り事に応じて様々な方法を駆使出来る。
・専門技工士に依頼
③義歯の種類 プラスチック素材
→強度の問題
たわみの問題
強度の向上
薄さの追求
たわみの防止
症例に応じた設計が可能

保険治療と自費治療の最大の違いは、義歯の材質の違いだけではなく、医療技術の違いにあります。
保険治療は国民誰もが、一律に安価に治療を受けることが出来る、日本が世界に誇る医療制度です。
しかし裏を返せば、どの方にも、難しい状況の方でも同じ決められた方法でしか対応できないということです。
保険制度は昭和36年に始まったもので、現代の医療技術の進歩に当てはめようとすると無理が生じる部分もかなりあります。
ただ当院で精密義歯を希望され来院された方でも、今後頻繁に義歯の作り替えが予想される方、初めて義歯を作られる場合で体験の目的で作られる場合などでは無理に精密義歯を採用せず、保険治療の義歯を第一選択とさせて頂いている場合もあります。
このホームページを見られて来院される方は、いろいろな歯科医院に行っても、問題が解決されず当院に辿り着かれる方の方が圧倒的に多くおられます。
義歯を製作する前に、口腔内の治療・対応をしなければならない場合がかなり多くあります。
保険治療では、口腔内の対応(噛み合わせの修正など)をしないまま、症例の難易度に関わらず、現状で義歯を製作するしかありません。
つまり歯がないところに歯を入れるだけということが、保険治療の内容になります。
その様な状態で、仮に高価な義歯だけを作ったとしても、ほとんどの場合で問題解決にはなりません。
当院の精密義歯の製作は単なる物作りではなく、検査結果を駆使してお困りごとに対応し、ご自身の体を考えた義歯治療と言えると思います。
その分、治療時間、治療期間は必要です。
費用をかけたら治療が早く済んで結果も100%良いということはありません。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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